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執筆者の写真大橋美加

睦月侭手際よく磨かれた墓 魅歌

最愛の祖母の墓前に参る。

毎年、元旦にお参りするが、

今年度は暮に造花を買えず生花を活けたため、

片付けも含め再び訪れたのである。





祖母が88歳で亡くなったとき、

我が長女の瑠奈(初曾孫)は4歳、倅の燿司は2歳。

以来、毎年一家4人でお墓参りを続けてきたが、

子らが結婚や独立で巣立ち早6年目。

近年は我がパートナーと二人での墓参となっている。


我がパートナーはお寺に来ると頗るカッコいいのだ。

大柄ながら軽い身のこなしで、

てきぱきと祖母の墓を磨き、お線香を点けてくれる。


冷たい水をさわれない美加は粛々と観ているのみ。

思えば毎年この瞬間に、最も愛と感謝を感じるのかも…

今年は二回きたから、二倍かな(笑)


淑気満つ睦月が終わる。


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