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執筆者の写真大橋美加

『古の王子と3つの花』

待ちに待ったミシェル・オスロの新作!


フランスが誇るアニメーション作家ミシェル・オスロは、

『キリクと魔女』(’98)『ディリリとパリの時間旅行』(2018)など、

何度でも浸りたい映像世界を生み出している才人。

今作はルーブル美術館とのコラボレイションとのこと。

第1話”ファラオ”は古代エジプトの物語。

第2話”美しき野生児”は、フランス・オーベルニュを舞台にした民話。

そして第3話”バラの王女と揚げ菓子の王子”は、千夜一夜物語を下敷きにした、

イスタンブールが舞台の物語。

常に自由と平等をテーマに、勇気と知恵と非暴力によって

幸せを勝ち取ってゆくストーリーからは元気を貰える。

今回は殊に、パンデミックを超えた未来への希望を示す造りともなっている。


老若男女、幼い子どもにもわかりやすい言葉を選んだ脚本も

非の打ちどころがなく、ひとりでも多くの人に観て欲しい傑作である! 2022年製作/83分/G/フランス・ベルギー合作

原題:Le pharaon, le sauvage et la maitresse roses

7月21日(金)より YEBISU GARDEN CINEMA

ヒューマントラスト有楽町 アップリンク吉祥寺 他

全国順次公開

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