大橋美加11月12日No.351『卒業』1967年 アメリカ映画 マイク・ニコルズ監督『卒業』(The Graduate)青春はすべてを冒涜する。そして、しっぺ返しを食う。ベンジャミンの叫び。エレインの叫び。究極に最悪なシチュエイションに見えるが、当然の成り行きかも知れない。エレインは20年まえのミセス・ロビンソンなのだから。猥雑なものに見せかけの涙は流すが、ことの大きさには怖じずに飛び込んでいく女。そのひたむきさに、男は魅せられていくしかない。本作はたぶん名画座で観たはずで立派なパンフレットを持っている。サイモン&ガーファンクルはプライヴェイトでは聴かないが、未だに本作オープニングの”Sound of Silence”のギターのイントロだけで涙腺がゆるむ。何回目かに観なおして、アン・バンクロフト扮するミセス・ロビンソンがアニマル柄の愛好者と気づいた。トラ柄のミニスカートが似合う中年悪女、怖ろしいけど、カッコイイ。2020年4月に、手持ちの映画を”ア”から観なおし始めた"大橋美加のシネマフル・デイズ””ソ”から始まる手持ちの映画はこれまでで最も少なく16作しかない。なんと”ア”の10分の1!次はどれにしようか・・・
1967年 アメリカ映画 マイク・ニコルズ監督『卒業』(The Graduate)青春はすべてを冒涜する。そして、しっぺ返しを食う。ベンジャミンの叫び。エレインの叫び。究極に最悪なシチュエイションに見えるが、当然の成り行きかも知れない。エレインは20年まえのミセス・ロビンソンなのだから。猥雑なものに見せかけの涙は流すが、ことの大きさには怖じずに飛び込んでいく女。そのひたむきさに、男は魅せられていくしかない。本作はたぶん名画座で観たはずで立派なパンフレットを持っている。サイモン&ガーファンクルはプライヴェイトでは聴かないが、未だに本作オープニングの”Sound of Silence”のギターのイントロだけで涙腺がゆるむ。何回目かに観なおして、アン・バンクロフト扮するミセス・ロビンソンがアニマル柄の愛好者と気づいた。トラ柄のミニスカートが似合う中年悪女、怖ろしいけど、カッコイイ。2020年4月に、手持ちの映画を”ア”から観なおし始めた"大橋美加のシネマフル・デイズ””ソ”から始まる手持ちの映画はこれまでで最も少なく16作しかない。なんと”ア”の10分の1!次はどれにしようか・・・
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