大橋美加6月10日No.334『素晴らしき休日』1938年 アメリカ映画 ジョージ・キューカー監督『素晴らしき休日』(Holiday)舞台出身のキューカーが、戯曲の映画化を流麗にこなした一作。"御曹司と貧しい娘"は悲恋になってしまうが、"苦労人と令嬢"なら、スクリューボール・コメディに仕立てやすいらしい。演じるのは、実際にコニーアイランドのアイスクリーム売りからハリウッド・スターとなったケーリー・グラントと、気位の高い役が似合うキャサリン・ヘプバーン。日々を持て余す金持ち一家と縁組となった、"Holiday"を知らない叩き上げ男。すべてを手にしている令嬢の求めるものや如何に…最後の最後まで観客の心を惑わせる脚本がニクらしい。ヘプバーンとグラントはキューカー作品『男装』('35)での初共演後に本作、 そして『フィラデルフィア物語』('40)などでも息の合った丁々発止を繰り広げている。
1938年 アメリカ映画 ジョージ・キューカー監督『素晴らしき休日』(Holiday)舞台出身のキューカーが、戯曲の映画化を流麗にこなした一作。"御曹司と貧しい娘"は悲恋になってしまうが、"苦労人と令嬢"なら、スクリューボール・コメディに仕立てやすいらしい。演じるのは、実際にコニーアイランドのアイスクリーム売りからハリウッド・スターとなったケーリー・グラントと、気位の高い役が似合うキャサリン・ヘプバーン。日々を持て余す金持ち一家と縁組となった、"Holiday"を知らない叩き上げ男。すべてを手にしている令嬢の求めるものや如何に…最後の最後まで観客の心を惑わせる脚本がニクらしい。ヘプバーンとグラントはキューカー作品『男装』('35)での初共演後に本作、 そして『フィラデルフィア物語』('40)などでも息の合った丁々発止を繰り広げている。
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