1991年 台湾・アメリカ合作映画 アン・リー監督
『推手』(PUSHING HANDS)
台湾出身のニューヨーク・インディーズの俊才として、
1990年代にオスカー候補にもなったアン・リー監督。
キャリアを重ねてきたが、美加は初期の"父親三部作"のファン!
その第一作である本作に於いて、
"推手"という言葉を初めて知った。
同居しているらしい、中国人の老人と
ブロンドのアメリカ人女性の生活が、淡々と映し出される滑り出し。
言葉がいっさい通じず、食べるものも悉く違う二人が、
舅と息子の嫁であるとわかってくる。
父親と妻の狭間で毎日二ヶ国語対応の息子は通訳に明け暮れ、
無邪気なバイリンガルの孫息子は米中で(笑)奪い合いされている様子。 さて、この一家の行く末は…?
他人同士が当たり前のように暮らす結婚という形態自体、
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