top of page
執筆者の写真大橋美加

No.314『シャロウ・グレイヴ』

1995年 イギリス映画 ダニー・ボイル監督

(Shallow Grave)

1995年 イギリス映画


この三人、いけ好かない!

自分たちはエリートであると他者を見下す、

とことん無礼な二人の男と一人の女。

この"絶対に付き合いたくない”三人組が、

ルームメイトの面接をするところから、物語は始まる。



作り手はこの三人組の味方か敵か?

こいつら、何のために設えられたキャラクターなのか?

つきとめたくなる観客をよそに、

次第にレールを外れていくストーリー。


”画“づくり、選曲センス、色使い、

全てが『トレインスポッティング』('96)につながる要素を孕み、

ダニー・ボイル監督をブレイクへと導いた貴重な一作。


今やハリウッド・スターであるユアン・マクレガーの

キューティ・ボーイぶりも見もの。


スティーヴン・コンロイを意識したと語るダニー・ボイルだが、

ジャズヴォーカル・ファンなら誰もが知る

ニーナ・シモンの“My Baby Just Cares For Me”が

フィーチュアされるシーンの見事なこと!

音楽とともに反芻できるシーンがある映画は憎めない。


ともあれ、友だちを信じたら、おしまいだぞ~!

閲覧数:17回0件のコメント

最新記事

すべて表示

Comments


bottom of page